カフェ&ギャラリー縁縁での展示と今回の見どころ

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9月に入り30度に到達しない日が増えてまいりました。

私と母との親子展「柴田家の楽しい空間2020」in安曇野縁縁も中盤に差し掛かりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回はギャラリー個展ということでネットショップではご覧いただけないアクセサリーも作ってまいりました。

その中で個人的にお気に入りなのが

ローマングラスのアクセサリー。

 

 

 

 

 

 

 

ローマングラスとは紀元前のローマ帝国時代に庶民の日用品としてつくられたガラスや、

その後のササン朝ペルシャの時代のガラス達が長い間土の中のケイ素という成分と化学反応を起こして表面に孔雀色のような美しい色合いを生み出したものです。

 

 

人間が加工して生まれたガラスと自然とが織りなすこの風合いが私にとってなぜか宝石以上に魅了されるのです。

 

 

買って大事に取っておいたものを早くアクセサリーにしたいなと思いながら

今までになってしまいました。

 

宝石の石と違って際が鋭利。

そして宝石のようにカットとかせず昔に割れたものをそのままの形で使っているので

ローマングラスを金属の台座に留めるのが非常に困難。

 

 

 

 

 

 

 

そもそもガラスってガラスのハートっていう言葉もあるように

もろいんですよね。

 

 

力の入り方次第で一気に粉々になってしまう。

 

 

もろくて、でも美しい存在なのです。

そんなローマングラスのアクセサリーを今回は楽しむことができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

母もいろいろ作って参りました。

 

私達の作業スペースはほとんどが母の着物生地で埋め尽くされているのですが、

そのままでは服に仕立てられないはぎれもたくさんあるのです。

だからといって昔の情景が浮かんできそうなこの生地、

そのままにしておくにはもったいない、

とのことでこの個展に向けてせっせとはぎれ達を組み合わせていました。

 

 

 

 

 

 

 

こちらは絣の破裂を組み合わせたもの。

もう今は手に入らないかすりや水玉模様が可愛い坊ちゃんがすりを配置に気遣いながら組み合わせています。

縦縞模様にすると着たとき体の線がシュッと細身に見えるんですよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらは昔時代を生きていた人には懐かしいと思えるデザイン。

この色の組み合わせが何とも言えませんね。

 

昔の布団に使われていた生地なのですが

布団に加工されないまま反物として眠っておりました。

おじいちゃんおばあちゃんの家で軒先に布団が干されていると思わずデザインを見てしまうのですが、

これも色々な生地を組み合わせて作っております。

 

普段は絹の着物地をメインに洋服に仕立てておりますが

今回はこういった綿の素材の洋服もほんの少しではありますがご覧いただくことができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

緑見えるお庭を静かに見つめながら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

美味しい「しあわせプリン」をいただきつつ

 

9月16日まで9:00~17:00(最終日は16:00まで)

我々は在廊はしておりませんが

 

この空間を是非楽しんでください。

 

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